2016年09月04日

「各駅停車で会いましょう」

『「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて』というフジファブリックの曲から考察する

運命的なものごとは
もっているピースをうまく組み立てられるかが、鍵になっていて、僕には歌が過去にあるから、拾ってきて現在と繋いでやる

エスプレッソの苦味
エクスプレスの風景

それらを現代にもってきて
再構築する

これで運命と呼べるものになるのは
僕がそうしたいと願って組み立てるから

点で散らばった要素を
拾って集めて歌にする

珍しく 歌わなくなってしまった曲が
あたかもこの時のために用意していた曲のようにも感じられるのは、ただ、僕がそうしたかったからということになる

でも、まどぎわ楢崎くるみ展のライブで内田くんが「Nonsugarは列車の歌は無いのかな?」って言っていた時に「エクスプレス」って歌があるなあって思いついていたけれど、全然歌ってないものだったから、無理だなって歌うことは諦めて
その時は「おやすみなさい」と「ユメヨミ」(銀河鉄道シリーズと僕が呼んでいる歌)を歌いました

ねこねっこの「真夜中に迷う中」を作って、Nonsugarの「○○○」を楢崎くるみ展に向けて作って歌いたかったのだよ

(展示には全然間に合ってないんだけれど)

「エクスプレス」という歌が「各駅停車で会いましょう」という歌になり完成しました

完成した絵に塗り直しなんてことは絵描きにはよくあることで、歌うたいにもあることなんだよ

たぶんね

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2015年10月15日

『深海クジラ』

ねこねっこの代表曲『深海クジラ』は
Nonsugarでもたびたび歌っている

同じ曲であるが、Nonsugarとねこねっこでは歌の意味合いが違う
Nonsugarの企画「深海クジラは二進数の月面を歩く」の際、書き下ろした歌であり
『深海クジラ』と『ブルームーン』は対とされ、続きでよく歌っている
というのも
<深く潜れば月面にたどり着いてしまえるような感覚は(深海クジラ)>
<月の空 映る地球を眺めている(ブルームーン)>
この二つの視点で、クジラの世界は繰り返されているからである

深く潜り、月面へ辿りつき、月面から地球を眺め再び深海へ

<二進数の月面>というのは、情報社会を指している
1と0の繰り返しで表される僕たちの世界はいつか本当の月面へ
一人で輪廻を繰り返し、そこからの脱却(月面世界)へ

Nonsugarで歌う『深海クジラ』とは、そいう意味が含まれる
言い換えれば「一頭で泳ぐクジラ」なのである

ねこねっこで歌う『深海クジラ』とは、
簡単に言えば「二頭で泳ぐクジラ」であるのだが
「情報社会からの脱却」「高次元への移り変わり」「孤独からの解放」などの意味合いをもっている

ねこねっこの演奏では、楽しく泳ぐ二頭のクジラであり
Nonsugarの演奏では、淋しく泳ぐ一頭のクジラなのである

ただ、最近では僕自身の捉え方が少し変化しており
淋しく泳ぐ一頭のクジラではあるが、確実に何者かに出会う為に泳ぐクジラであるというイメージをもっている

泳ぐ先に君がいる 新たな出会いがあるだろうことを思い歌っている

デザイン:コジマ憂唯
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深海クジラ
深く潜れば月面に辿り着いてしまえるような感覚は
強く望んだ絶望に辿り着かない世界と並行する
君が見ている星の音だって 君が見ている月の夢だって
怖くなくなる術になっているよ
深海を泳ぎ回る 僕らは・・・

深く潜れば月面に辿り着いてしまえるような感覚は
強く望んだ幻想に辿り着けない世界と変光する
君が手にする雨の歌だって 君が手にする風の色だって
怖くなくなる 既になっているよ
深海を泳ぎ回る 僕らはクジラだ
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2015年10月07日

『Magic』

『変光星』の次は、
僕のルーツみたいなものに触れていこうかな

「歌と絵」これが僕の永遠のテーマのようになっているのだけれど

『Magic』という歌が出来ていくお話を紡いでいく。


出会いは ART CACKTAIL
今は南森町のギャラリーが中津にあった時の話

僕は一枚のポストカードを見つけた
awadama.jpg
dai「あわだま」

のちに、dai本人とARTCACKTAILの懇親会で出会ったときに
僕は「あなたがdaiさんですね」と言った

ムーンレターを描いた奥川直哉に出会った
ライブペイントを精力的にしているsilsilにも出会った

僕が好きな絵を描いている人に会うということは
とても嬉しかった

のちに、アートワークをしてもらうことになるdaiや
奥川直哉の絵の世界へ僕の歌は融合していった
そして、絵描きと歌うたいの繋がりを強く感じ、
僕はその世界にのめり込んでいった

その先にMoodoor(ライブペイントと音楽)があり、
silsilと松田真哉がMoodoorのテーマのような曲が欲しいねと話していたことから
松田くん(絵描き)とその奥さんTisavoさん(歌うたい)
この二人を媒体として 僕は、『Magic』を作っていった
(最終的にMoodoorのテーマ曲にはならなかったのだけれど)

『Magic』が完成し、Moodoorと少し離れたところに僕はあって
近くにはdaiの絵が感じられた

僕はdaiの「会いにきたよ。」という絵を購入し、
CDジャケットにしてもらった


絵:dai
nonsugar-.jpg

Magic

あの日、君にかけられた魔法が切れてしまいそう
だからもう一度唱えてくれよ 新しく塗り替えられるかな
Hello. I bless your world.
僕がもつ筆の先におとぎ話があるのなら
君が歌うその声がスーパーノヴァになるんだよ

ラルララララルラルララ

あの日、君がくりかえした言葉が失われている
だけど気付かないふりをして 嘘つきながら歌えるの
Hello. I bless your words.
君が鍵を開けないと金星人が眠れない
月が泣いてる夜だから ネス湖で叫び 踊るのさ

ラルララララルラルララ

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そして 2015年8月、中島尚志のラリララと出会った
ラリララと歌う

絵:中島尚志
nakashima.png

ラリララララルラルララ

こうして窓の向こうが見えていくのだなと僕は思う

僕は歌う 君は描く。
posted by Nonsugar at 23:42| Comment(0) | 宇宙のお話

2015年10月02日

『変光星』

映画の主題歌として本作品は構想されたので
「10年後の自分に向けた手紙、信じ続けること」がテーマになっている
役者の台詞に「変光星の周期調査をしています」とあり、
そこからイメージし歌詞を作っていった

<少年才能も有限>
だったとしても 忘れないから 描ける世界がある

<有限 実光 変わる 世界ならば>
そこに身を置くことで終わらない美しさが得られる

<存在細胞も有限>
だからこそ 燃やし尽くす 美しさが再現される

<再現 蓄光ペン光る 思い>には、
星たちがその姿を変え伝えている意思がある


製作して約10年が経ち、『変光星』は
「変わらない美しさ」と「変わりゆく美しさ」を教えてくれる

絵を見ていると感じる「僕の心は変化する」
絵を見ていると感じる「絵の姿は変化しない」

絵が変わらないのは 山が動かないことや海が渇かないことと同じ

『回帰船』にあるように
<夢の中 愛の中 僕は探している>

<絵の中 愛なのか 君を探している>
僕は、夢を読み、変光する君を捉え続けている

そして、
この歌をたくさんの人がカバーしてくれているのも嬉しいこと

畑下マユ、花柄ランタン、たかぎしゆか
すべて敬愛する女性ボーカリストたち 
ありがたいことに

絵:松田 真哉
henkousei.jpg


変光星

変わる季節の黄昏で 哀愁的なフリをして
目覚めた色彩感覚が 空を回転しはじめる

すべてを投げ出して 逃げ出したい夜はずっと
くり返しこだまする音だけを きれいに反射

少年才能も有限 臨界点なら
思っていたいよ 忘れないんだよ
有限 実光 変わる 世界ならば
迷っていたいよ 終わらないんだよ

ゆれる覚悟の真ん中で 一元的なフリをして
最終列車の線の先 星は居眠りし続けた

すべてを投げ出して 隠れて消えた昼が今も
重力の海をイメージして きれいな歌

存在細胞も有限 終着点なら
思っていたいよ 忘れないんだよ
再現 蓄光ペン光る 思いならば
なぞっていたいよ 伝えたいんだよ
posted by Nonsugar at 01:27| Comment(4) | 宇宙のお話